フランス軍のポルトガル人部隊

 バタイユゲームのワグラムの戦い戦闘序列にポルトガル人部隊がいる。

下図のように歩兵1ヶ連隊と猟騎兵1ヶ連隊から構成される。

 ポルトガル人部隊の指揮官はカルコメ・ロボ准将(Jose Carcome Lobo)である。

バタイユゲームでは、騎兵連隊が第2軍団軽騎兵旅団に含まれているが、本来は

カルコメ・ロボ准将の指揮下にあるポルトガル人部隊に含めた方が史実に近いと思う。

 

 ポルトガル人部隊は、下記のWikiにあるように1807年のフランス軍による

ポルトガル占領に伴い創設されたものである(フランス軍の傭兵として)。

Portuguese Legion (Napoleonic Wars)

 部隊が解散された1814年までに、祖国のポルトガルは、フランス軍と

イギリス軍の間で支配者が変わる激動の時代であった。その為、イギリス軍と

同盟した本国軍に合流できない事情があったと思われる。最終的にイギリス軍が

勝利した事を我々は知っているが、祖国を遠く離れたオーストリアやロシアの地で

戦っている兵士には、フランス軍が勝つと思われたのかも知れない。

 兵士の服装については、下記のWEBページが参考になる。

Portuguese Legion (ロシア語のページを英語にgoogleで翻訳した) 

将軍については、本国軍と同様と思われるので、下記のWEBページが参考になる。

Spain and Portgal Genral(同じ様式と思われる)

The Portuguese Army of the Napoleonic Wars (1)

 

<個人的な感想>

 部隊創設時には約9000人居たのに、1814年に祖国に帰還した兵士は

約1000人との事で、フランス軍に”こき使われた”ようで気の毒である。

特にロシア遠征に連れられて行った兵士は、祖国から遠い戦地で何を思ったのだろう・・・。

 

<リンク>

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